ナンダロ…。このひっかかり感…。
2008年 05月 06日
「ハイブリッドペット」って言葉、恥ずかしながら先日のテレビ番組で初めて知ったのダケド
同じ番組で「ミックス犬9割」ってペットショップも紹介されてたんダケド…
見終わった後からず~~っと「もやもや」ってか「もんもん」ってか「む~~」ってか
とにかく頭の中がすっきりしないのだ。
なんつーか、そのー、ただ「非難」するのは簡単なんダケド、そういうことでなくて
もっともっと深~い「怖さ」みたいなものを感じたっつーか…。
コオリも今流行りと言われる「ミックス犬」と生活を共にし、もちろん愛してるし満たされてる
(ろくの場合はあえて「カケタ」わけではなく「カカッチャッタ」わけで…。)
でも、何だか「シンプルに動物を愛する」ってのとは全く違う「感情」が動いてて、
それが「マンマ」とビジネスになってて…
アメリカで人気急上昇中の「アシェラ」っていうハイブリッドペットを開発した人の言葉が頭から離れないの。
表情一つ変えずに淡々と「アシェラ」をなでながら言うの。
「プラダやグッチのバッグを持つのと一緒ですよ。いわばステイタスシンボルです」
ペットを飼うってそういうことなのかなぁ~~~
もちろん「絶対にないっ!」とは言い切れないし、そういう人がいても当たり前だし否定もしない。
でもさ、だからって作っちゃうって…。
プラダやグッチの商品はモノだけど、ペットはやっぱり「イノチ」だし。ベタな言い方だけどさ~。
ま、お金で売買される以上「モノ」扱いしなきゃいけない場合もあるのだろうケド
そりゃ狼から犬にしたのは人間だし、これだけ多くの犬種があるのも人間が作って来たからダケド。
その人、次は「アレルギーの人にも飼える犬」を開発してるって言ってた。
それも分からなくはないけどさ、すべて人間の都合かいっって思っちゃう。
宗教の違いってのもあるのかも知れないケド…。
何だかSFモノの映画のワンシーンを見てるみたいだった。
遺伝子操作が当たり前の世の中になってるとか、ヒトとロボットの子供が生まれたりとか…。
その人の、能面のようなあまりに無表情な顔つき、淡々とした口調、
「アシェラ」という種の妙に冷ややかな美しさに「非現実」を感じちゃった…。
マーケティングして、商品開発して、需要があるトコロに供給する。
ビジネスの基本!ってのは分かるんダケド…。
「技術の進化」と言えばそうなのかも知れないケレド…。
出来ちゃえば何でもやっちゃう需要があるから供給しちゃうってやりたい放題しちゃってホントにいいのかなぁ~。
やって来た結果が今の「環境破壊」につながってるんでしょ?って感じだし
やれ、エコだ省エネだ自然との共存だって言いながら何やってるんだろ、って。
日本のミックス犬に関してもそう。人気の犬種をミックスしちゃって
「シュナプー(ミニチュアシュナウザー×トイプードル)」とか?
「チワックス(チワワ×ミニチュアダックス)」とか?
「ダップー(ミニチュアダックス×トイプードル)」とか?
わけわかんない名前で高値でウラレテル
そこに「需要」があるから…。
そんなコトしてるそばから「イノチの大切さを教えよう」なんて言ってもね~~。
何とも言えない「気持ちの悪さ」を感じちゃう
アニマルセラピーとか動物介在教育とか?
そんなコトの前にもっともっと大切なモノが見逃されてる…って痛感したよ
とにかくあの番組を見終わってから
「言いようのない不快感」「言葉にならない恐怖感」みたいのが続いている
む~~。どっかでちゃんと消化しないといけない気がする。
でも、でも、でも、きっと答えなんてないし、
アンタに何が出来るのさっって感じだし。
結局は「自分の愛犬を精一杯、最後まで愛する」ってコトだったり?
自分は「そういう動物を買わない」ってコトだったり?
そんなコトしか出来ないんだろうなぁ~~。
ナニゴトにおいてもそうなんだけど、最近常々思うコト。
それをする「目的」って何?
「何のため」にするの?
を見失わずにいるってホント大変って。
人生、シンプルにシンプルに生きていきたいなぁ~~
と、ほんの少し「のほほ~ん」な気持ちになったところで、ムズカシイ話はおしまいっ